2021年06月23日 更新
瞑想は「ストレスが減る」「病気のリスクが減る」といった利点がうたわれていますが、科学的に瞑想にはこのようなメリットが本当にあるのか?と、これまでもさまざまな調査が行われてきました。しかし、調査のほとんどは「瞑想経験者」を被験者とするものでした。そこで、イエール大学では瞑想未経験者を対象にして、「瞑想で精神的・肉体的な痛みがどれほど軽減されるか」を調査しました。
研究者はテストを行う際、被験者に対して2パターンの指示を行いました。1つ目のパターンは被験者に「自然にしてください」と指示するもの。
2つ目のパターンは、「今の経験をあるがままに受け入れてください」というような、マインドフルネスや瞑想の手法を取り入れた手法を指示するものでした。
1つ目のパターンは基準値を、2つ目のパターンは瞑想の効果を測るためのものという位置付けですが、実験の結果、瞑想を取り入れた指示を受けた被験者の方が肉体的・精神的両方の痛みが小さいと報告したとのこと。
これまでの研究で瞑想が健康を増進すると示されてきましたが、今回の研究によって、その効果の即時性が示されたと研究者らは結論付けています。
肉体的あるいは精神的な痛みがある時に「今この瞬間に集中すること」が役立つとするこの研究結果は、たとえ長期的な瞑想の経験がなくとも慢性的な症状に対してマインドフルネスが臨床的に有益であることを示しました。
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