2020年12月08日 更新
「カロリーゼロでも人工甘味料は太る!」って話を聞いたことはありませんか?
実はその根拠の多くは、観察研究がもとになってまして「人工甘味料で太るのではなく、太った人ほどゼロカロリーの商品を買うことが多い」ってことみたいですが、どちらも根拠らしい根拠がなかったんです。
ところが、ついに人工甘味料の系統的レビューが行われたようで「カロリーゼロでも太るのか?」問題に回答が出たのでご紹介したいと思います。(系統的レビューとは、過去に行われた実験データを選別して大きな結論を出す研究方法。科学的な証拠としては信頼度が高い)
これはブリストル大学の論文で、228件の人体実験と90件の動物実験データを調査したもの。
「科学的なデータは、カロリーゼロの甘味料で体重と総摂取カロリーの両方が減ることを示している。この効果は大人でも子どもでも変わらない。水との効果を比べた場合でも、カロリーゼロの甘味料のほうが体重が減る可能性がある。」
とのこと。
人工甘味料はダイエットに役立つとの結論ですが、水よりもカロリーゼロ飲料のほうがダイエットに役立つのは、驚きですね。
さらに「人工甘味料は太る」説については、
「ヒトを対象にした大規模な介入実験を精査した結果、「カロリーゼロで太る」との説には何ら根拠がないことが明らかになった。この現象は、大人や子ども、肥満や普通体型、男女などの差に関わらない。」
とのことです。
体重管理のテクニックとして使うには問題なさそうですね。
人工甘味料には他の問題も指摘されていますが、それはまたの機会に。
ここ大分市にあるパーソナルトレーニング&ヨガスタジオのワイズボディメイクでは、心と体に関わる様々な情報を発信しています。
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