2023年07月20日 更新
ヒトは、食事で摂取した栄養を体内で消費して、活動に必要なエネルギーを産生します。エネルギーとして使われなかった栄養素は、脂肪に変換され、体内に蓄積されます。
この体内に蓄積された脂肪(体脂肪)には、内臓脂肪と皮下脂肪があります。
内臓脂肪は、胃、腸などの臓器のまわりにつく脂肪のことです。体のエネルギーが不足した際に素早くエネルギーに変換される脂肪で、言わば普通預金型のエネルギー源としてできております。
一方、皮下脂肪は、下腹部・腰まわり・おしりなどの皮下につく脂肪のことで、いったんたまると減りにくい脂肪で、言わば定期預金型のエネルギー源となります。
内臓脂肪と皮下脂肪を合わせた総称が体脂肪と言います。
内臓脂肪を減らすには運動が効果的です。運動の中でも、内臓脂肪をエネルギーとしてたくさん使うことができる「有酸素運動」を行いましょう。強度としては30~60分続けられる程度にします。30分続けられないような運動は強度が高くなってしまっており、糖質をメインエネルギーとして使ってしまいます。しっかりと強度をコントロールして、30分以上続けられるウォーキングやジョギングを行うようにしましょう。
皮下脂肪減らすには、筋トレです。少しきついなと感じる強度のトレーニングを行ってみましょう。筋トレを行うことで、脂肪燃焼を促進させるホルモンが分泌されます。筋トレを行い、脂肪燃焼が促進された状態で有酸素運動を行うと脂肪燃焼の高い効果が期待できます。最初に筋トレを30分~60分行い、次に有酸素運動を30~60分行うのがおすすめです。
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