2021年03月08日 更新
プロバイオティクスは腸内細菌のサプリメントで、プレバイオティクスはいわゆる食物繊維ですね。
今回は「プロバイオティクス&プレバイオティクス」に関するメタ分析の話です。これによると、プロバイオティクス&プロバイオティクスでインフルエンザ注射の効果が高まるというんです。
これはマッケイ記念病院の研究で、「予防注射と腸内細菌」に関する実験から約2,000人分のデータをまとめたものです。
■ 実験の平均期間は28週間
■ 13件はプロバイオティクスの効果を確かめたもの
■ 6件は食物繊維の効果をチェックした
■ 1件はシンバイオティクスについて調べた
■ ほとんどの実験では、ビフィズス菌と乳酸菌を使っている
■ 食物繊維は、フラクトオリゴ糖かガラクトオリゴ糖を使っている
その結論をまとめれば、プロバイオティクスまたはプレバイオティクスでインフルエンザ注射の効果は15〜20%上がる!
細かいことを言いますと、インフルエンザにはH1N1亜型やH3N2亜型やB型インフルエンザといった種類がありますが、その全てにおいてプラシーボよりも良い成績が出ております。
この研究だとプロバイオティクスと食物繊維のどっちがいいのかが分からないのが残念ですが、思ったよりもハッキリとした違いが出ましたね。
ちなみに、多くの実験は70才以上の高齢者を対象にしてるのですが、研究チームによれば「年齢の差はあまり関係ない」とのこと。
わりと万人にメリットがありそうな印象ですね。
プロバイオティクス&プレバイオティクスの免疫力アップ効果は、インフルエンザの予防にも効果があるという結果でした。
病気の予防に限らず食物繊維は摂っておいて損はないので、積極的に増やしていくのが良いのではないでしょうか。
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